23800円で買えるVRデバイス「Oculus Go」がお買い得すぎた

巷やテレビ番組などでも「VR」が話題になる機会が増えました。

芸能人やタレントがVRヘッドセットを着けて盛り上がる姿を見て、自分もVRを試してみたいと思った方もいるかもしれません。

ですが、いざVRを試そうにも、どんなデバイスを使えばいいのか分からなかったり、また「VRってお金かかりそう」「操作が難しいんじゃない?」といった不安もあり、中々手が出ない方もいると思います。

こうした方であれば、手軽に使える「Oculus Go」というVRヘッドセットがオススメです。

Oculus Goはワイヤレスなので使い勝手が良く、また価格も2~3万円と低価格なので、初心者の方でも安心して使えます。

今回は、Oculus Goとはどんなデバイスで、具体的に何が出来るのか?について、分かりやすく解説します!

そもそもOculus Goとは

Oculus Goとは、VRヘッドセットメーカーのOculusが2018年5月に発売したVRヘッドセットです。

コンテンツの操作は付属のコントローラーで行いますが、一番の特徴はワイヤレスであることで、PCやゲーム機にケーブル接続せずにデバイス単体で使えるという、取り回しの良さがポイントです。

また、デバイス自体も軽く、468グラムという重量です。

これは、PlayStation VR(PSVR)の610グラムと比べても軽く、カバンに入れて様々な場所に持ち運べるというメリットもあります。

Oculus Goでプレイできるコンテンツは沢山あり、手軽に遊べるシンプルなゲームから、大画面で映画鑑賞できるNetflixやHuluなどの動画配信アプリ、またVRで音楽ライブに参加できるアプリまで様々です。

Oculus Goをおすすめする魅力

Oculus GoはVR初心者にもオススメですが、様々なアプリがリリースされていることもあり、VR経験者にとっても便利な、幅広い層のニーズに対応したデバイスです。

ワイヤレスなので、通常のケーブル接続型のVRと比べても操作が手軽である点など、様々な長所があります。

被るだけでめっちゃ手軽

Oculus Goの長所の一つが「操作性の高さ」です。

現在発売中のVRヘッドセットの多くはケーブル接続型で、デバイスを被ってコンテンツを起動するには多くの手間を要します。

PSVRやOculus Goなどの場合、デバイスをPCに繋いで起動するための設定が必要になったり、トラッキングセンサーを部屋中に配置する必要があります。このため「VRは手間がかかる」というイメージを持ちがちです。

ですが、Oculus Goはワイヤレスの一体型デバイスなので、箱から取り出して被ればデバイスが自動的に起動し、すぐにVRコンテンツを起動できます。使い勝手という点では、Oculus Goが他のデバイスを凌いで一番と言えます。

他のVRデバイスと比べて安い

また、Oculus Goは他のVRヘッドセットと比べて安価なのも特徴です。

ストレージのサイズによって価格は異なりますが、32GBモデルであれば約2万4,000円、64GBモデルなら約3万円です。

他のVRデバイスと比べると、PSVRは約3万7,000円、Oculus Riftは約5万円、HTC Viveは約6万4,000円です。

また、これらのデバイスは動作のためにゲーミングPCやPS4などが必要になるため、機材を揃えるだけで10~30万円以上かかってしまいます。

このため「VRはお金がかかる」という印象を持ってしまいますが、Oculus Goはデバイス一台あれば動作するので、低価格で、かつ簡単な操作でVRを体験できます。

ほとんどのことはOculus Goで事足りる

「低価格のデバイスとなると、スペック的にイマイチじゃないの?」と思うかもしれません。

勿論、Oculus GoはハイエンドVR程のスペックではありませんが、同デバイスに最適化された様々なアプリがリリースされているため、VRの便利さを知る分には十分なスペックです。

Oculus Go向けのVRゲームや、VRアニメーション、動画視聴、お絵かきアプリなどの様々なアプリが登場しているので、一台あるだけで様々な遊び方ができます。

まずはOculus GoのVRを体験してみて、より良質なコンテンツを試してみたい!と思った方であれば、ハイエンドVRの導入を検討してみるのがベターです。

Oculus Goのスペック

実際、Oculus Goのスペックがどの程度のものなのか、具体的に確かめてみたい方も多いと思います。

そこで、下記ではPSVRのスペックと比較してみることで、Oculus Goの性能がどの程度なのか、より具体的にイメージできると思います。

Oculus Go PSVR
サイズ 190 × 105 × 115mm 187 × 185 × 277 mm
重量 468g 約610 g
ディスプレイ解像度 2,560 x 1,440(両目) 1,920 × 1,080
リフレッシュレート 72Hz 120Hz
視野角 110度 約100度
トラッキング 3DoF(頭の動きのみを検知) 6DoF(頭と体の動きを検知)
価格 23,800円~29,800円 44,980円

図を見ると、トラッキング性能やリフレッシュレート(映像表示のなめらかさ)ではPSVRのほうが勝っていますが、視野角や解像度ではOculus Goのほうが上回っています。

これはつまり、Oculus Goのほうがより綺麗な映像を表示することが可能で、またデバイスを着けたときの視界も広い、ということなります。

価格面では、両者の差は倍近くありますが、(トラッキングを除けば)スペック的には近似している点が多いです。また、映像の質や装着感に関しては、実際に両者を装着してみた場合でも、差はほとんど感じないレベルです。

Oculus Goを使ってみた

ここまで、Oculus Goの良さやスペックを説明してきましたが、やはり実際に使っている人の意見を聞いたほうがより実感を掴めるかと思います。

そこで、下記では実際に筆者のOculus Goを参考にしながら、デバイスの長所や特徴についてまとめてみます。

どこでも持ち運べる

筆者はOculus Goをかれこれ1年程度使っていますが、やはり一番の特徴は「持ち運びのしやすさ」です。

VRというと、家の中の限られたスペースでのみ使うもの、というイメージがありますが、Oculus Goはワイヤレスなのでどこでも持ち運べます。

また、サイズもそこまで大きくないので、普通のリュックであれば余裕で入ります。

個人的にお気に入りのOculus Goの使い方は、ネットカフェにデバイスを持ち込んで映画鑑賞をすることです。下記で説明しますが、Oculus Goと映像視聴とは非常に相性が良く、様々な動画ストリーミングサービスが対応しています。

VR視聴では、視界全体をディスプレイで覆うので、巨大サイズのスクリーンで映画やアニメなどを鑑賞できます。その時の臨場感は、2D画面で見る時とはべつものと言ってもいいでしょう。

大画面での視聴によって、視聴中の作品の中により深く引き込まれるので、普段は思いつかないような解釈や考察を考え付くこともあります。

高額な大型ディスプレイを買ったり、映画館に行かなくても、VRヘッドセットを被るだけで、どこでもホームシアター並みの環境を手に入れられるのは大きいですよね。

頑丈でシンプルなデザイン

また、Oculus Goは持ち運ぶことを前提に設計されたデバイスなので、より頑丈な設計がされています。このため、カバンに長時間入れたり、少しぐらいぶつけても壊れる心配がなく、安心して持ち運べます。

デザインも、他のVRヘッドセットに比べてシンプルなのが特徴です。起動ボタンも、うっかりカバンをぶつけて中にあるデバイスの電源が入ってしまわないよう、形状やサイズが考慮されています。

この他、デバイスの装着はヘッドバンドで行いますが、頭のサイズに応じて長さを調節できます。そしてこのヘッドバンド、個人的にはVRヘッドセットの中でも最も快適な装着感を実現していると思います。

Oculus RiftやPSVRなど、長時間装着しているとバンドを着けている部分が痛くなることがありますが、Oculus Goに関してはそうしたことがなく、程よくしっかりと、かつキツくない程度に頭にフィットします。

好みに応じてカスタマイズ

そして、ワイヤレスのVRヘッドセットならではの特徴として、個人の好みにカスタマイズできる点が挙げられます。

筆者のOculus Goは専用のステッカーを貼っており、グラフィティ柄を使用しています(汚れても目立たないのもメリットです)。現在ではOculus Go用の様々な種類のステッカーが発売されています。

Oculus Goは持ち運ぶ機会が多いため人目につく機会も多く、そのためヘッドセットをデコレーションしておくだけでもオシャレに見えますし、無骨なヘッドセットがファッショナブルに見えますよね。

現在ではスマートフォンをカバーやストラップなどで飾るのが一般的ですが、将来VRがもっと普及すると、自分のデバイスを様々なアイテムで飾るのが流行るかもしれません。

もしOculus Goをお持ちの方、もしくはこれから購入を検討している方であれば、是非ご自身の好みに合わせてカスタマイズしてみることをオススメします。デバイスに対してより愛着が持てるようになりますよ。

Oculus Goのおすすめアプリ・ゲーム

Oculus Goが一台あるだけで結構なレベルのVR体験が出来るとお伝えしましたが、実際同デバイスでどのようなアプリで遊べるかも気になりますよね。

下記では、数あるOculus Goアプリのうち、特にオススメのものを5つご紹介します。

Netflix

Oculus Goアプリでも特にオススメなのが動画視聴アプリで、中でも特にオススメなのが「Netflix」です。

豪華なホームシアターを再現したVR環境で、お気に入りの映画やアニメなどを好きなだけ見れます。

利用にはNetflixへの登録が必要になりますが、アプリ自体は無料でダウンロードできます。最近ではNetflixオリジナル作品なども数多く発表されているので、Netflixヘビーユーザーであればマストのアプリです。

ネットカフェなどにOculus Goを持ち込んで、静かな環境でゆったりと映画・アニメ鑑賞に浸るのがオススメです。

東京クロノス

そして、Oculus Goコンテンツの中でも特に高品質なアプリが、VRライトノベルの「東京クロノス」です。

本作は360度のVR空間で、渋谷を舞台にした8人の高校生たちが謎解きをする、ミステリーアドベンチャーを楽しめます。セリフや登場人物が3Dの実物大で表示されるので、従来のアニメとは異なる新感覚のアニメーションが楽しめます。

制作にはアニメ「ソードアート・オンライン」のプロデューサーである三木一馬氏が参加している他、気鋭の新人イラストレーターLAM氏のスタイリッシュで斬新なビジュアルなど、話題性のある要素が詰め込まれています。

日本発のVRライトノベルとして発表以来SNSでも注目を集めており、Oculus Goユーザーであれば是非一度体験してみるべきです。

ASTEROIDS!

そして、VRアニメーションならではの魅力をより味わいたいのであれば、「ASTEROIDS!」がオススメです。

本作は、地球に侵略したエイリアンをコミカルに描くファンタジーコメディで、ポップな雰囲気と万人受けするストーリーを楽しめます。

アニメーションというと、普通は視聴者が受動的にストーリーを楽しむのが通例ですが、ASTEROIDS!ではよりVRの特徴を活かして、視聴者がコンテンツとインタラクションできる要素を盛り込んでいます。

例えば、ストーリーの進行をユーザーが操作できたり、VR空間を活かしてあちこちに視線をやることでストーリーが展開したりなど、VRアニメーションが持つポテンシャルを実感できます。

ASTEROIDS!は無料でダウンロード可能なので、Oculus Goをお持ちであれば是非一度見てみるべきでしょう!

Thumper

Oculus Go向けに数多くのゲームがリリースされていますが、特にオススメなのがVRリズムゲーム「Thumper」です。

レールの上を高速で走るカブトムシを操って、途中で現れる障害物を飛んで避けたり、タイミング良くぶつかってクリアしていきます。

ルールはシンプルですが、不穏な世界観やダークアンビエント調のBGMには中毒性があり、簡単すぎず、難しすぎないのでVR初心者の方でも楽しめます。

また、難易度別に数多くのステージが用意されており、高難易度ステージはリズムゲームの得意な方でも手こずる程で、傑作VRゲームの一つと言えます。

Virtual Virtual Reality

また、VRゲームでは「Virtual Virtual Reality」も良作です。本作はOculus Storeのユーザーレビューのうち85%が★5つを付ける程の高評価を得ています。

本作の特徴は「VR空間でVRヘッドセットを着ける」というユニークなもので、VRでVR内デバイスを着けると、より「別の世界に来た」という実感が強まります。

舞台となるのは、ロボットと人工知能が人間の労働の大半をこなしている世界で、プレイヤーはナビゲーターの指示に従って、顧客を満足させるために働くという内容です。

独特のゲーム性や世界観は、プレイを進めていく程に引き込まれていくので、VR初心者から経験者にまで幅広くオススメできます。

カタンVR

この他、1995年にドイツで発売されて以来、世界的ヒットとなった名作ボードゲーム「カタン」もOculus Goで遊べます。

「カタンVR」ではボードゲーム版と同じルールでVRゲームとして遊ぶことが可能で、ゲームのルールに変更はありません。VR空間で4人同時での対戦が楽しめます。

カタンでは、机に置いた無人島のボードが舞台で、島は六角形のマスで構成されています。プレイヤーは入植者として島の開拓を進めていき、もっとも繁栄したプレイヤーが勝利するというルールです。

様々な資源を手に入れながら、道や建物などを建設していき、繁栄を築きます。ボードゲームという、ゲームのルーツであるジャンルを、最新技術のVRを駆使することで新たな魅力を発見できます。

VARK

そして、現在ではVR空間でリアルタイムの音楽ライブに参加することが可能で、VRライブ専用アプリ「VARK」がリリースされています。

VARKでは、主にバーチャルシンガーのライブにOculus Goを着けるだけで参加可能で、これまでに「YuNi」や「秦天まひろ」などがライブを開催しています。

アーティストのチケットを買って、VRライブ会場に没入してーといった具合に、リアルのライブと殆ど同じ感覚でライブに参加できます。

ライブハウスやクラブに足を運ばなくても、家にいながら音楽ライブの臨場感に浸れるので、新世代の音楽体験を求める方にはぜひ体験してほしいです!

Firefox Reality

そして、Oculus GoではVRヘッドセットを着けたままWebブラウジングが出来ます。デフォルトのブラウザーも搭載していますが、Mozillaのブラウザ、FirefoxもOculus Goで利用できます。

VR用「Firefox Reality」は無料でダウンロード可能で、VRの特徴を活かした快適なブラウジングを実現するために、設計を一から行ったとのことです。

Firefox Realityの特徴として、従来の2Dウェブサイトの閲覧に加えて、ブラウザから直接VRコンテンツを起動することが出来ます。このため、リンク先のVR動画などを見る際にいちいち動画視聴アプリに切り替える必要がありません。

現在、数多くのVR動画が続々とリリースされている昨今、よりVRヘッドセットを着けたままVR動画を視聴する機会も増えると思います。こうしたケースでは特に、Firefox Realityが役に立ってくれそうです。

ambr

また、最近ではVRが映画のテーマになることも多く、スピルバーグ監督の最新作「レディ・プレイヤー・ワン」をご覧になった方も多いと思います。

同映画では、大半の人々が仮想世界に没入して日夜ゲームに明け暮れているディストピアな未来が描かれていますが、実は「VR空間で人と交流する」ことは、今やSFの世界を飛び出して現実になっています。

VR内で人々が交流するための技術を、一般に「ソーシャルVR」と呼びますが、実はOculus Go対応のソーシャルVRアプリがリリースされています。

日本発のソーシャルVR「ambr」は誕生してまだ間もない仮想世界ですが、ユーザーはアバターとなってambrの仮想世界に没入して、他のユーザーと一緒にコミュニケーションしたり、ゲームなどを楽しめます。

まだ日が浅いアプリのためユーザー数こそ少ないですが、現在ではambrの他にも「Altspace VR」などの複数のソーシャルVRサービスが立ち上がっており、ユーザー数も日々増えています。

より多くの人々がソーシャルVRにハマりつつある現在、いちはやく流行を先取りしてみては如何でしょうか。

Oculus Goは動画配信サービスと相性がいい

様々なジャンルのOculus Goアプリが登場していますが、やはり最も適しているのは動画配信サービスです。

上記ではNetflixをご紹介しましたが、現在ではこれ以外にも「Hulu」「DMM」「YouTube」などの数多くの動画配信サービスがOculus Goに対応しています。

また先日からは、Amazon PrimeもVRに対応しています。(2019年8月現在、日本での利用には対応していませんが、そう長くない内に国内でも利用可能になると考えられます)

VRでの動画視聴では、映画館やホームシアターサイズの巨大スクリーンで鑑賞できるので、Oculus Goが一台あるだけで、潤沢なコンテンツ視聴環境を手に入れられます。

Oculus Goの購入方法

ちなみに、Oculus Goの入手方法は大きく2つあり、AmazonとOculus Storeから直接購入できます。

ネットでは中古品や、オークション出品もされていますが、保証や安全性などを考えると、やはり新品を購入するほうがベターです。

Amazonでは正規輸入品を販売しており、配達にかかる時間も短くて済みますが、Oculus Storeで買うよりも価格が1,000円程度高くなります。

いっぽう、Oculus Storeで購入する際は発送が海外からになるので、到着に3日~1週間前後かかりますが、送料が無料なのでデバイスの代金のみで済みます。

どちらを選ぶかは人それぞれですが、注文から到着の早いAmazonのほうがオススメと言えます。

まとめ:Oculus Goは買い

本記事では、おもにVRを始めて体験する方向けに、Oculus Goのポイントをまとめてみました。

Oculus Goの長所として、

  • 価格が安い
  • 使い勝手が良い。
  • どこでも使える。
  • 結構色んなアプリがある。

といった点が挙げられます。VRというと、操作が複雑そうに見えたり、コストがかかるといった印象がありますが、Oculus Goであれば低価格で簡単にVRを体験できます。

まずはOculus Goを試してみて、もっと臨場感の高い本格的なVRを試したい!と思った方であれば、PSVRなどのハイエンドVRを検討してみるのもアリでしょう。

現在では低価格で、かつ高品質のVRを誰でも体験できるようになったので、少しでもVRに興味があれば、是非Oculus Goを手にしてみてはいかがでしょうか!